フリマアプリでフェルト雑貨を見ていると、『ダイソーやセリアのフェルトは使用していません』と商品の概要欄に書いてあることが多いです。この為、セリアやダイソーのフェルトは質が悪い物のように感じる方も多いです。
私自身、セリアやダイソーのフェルトの質が気になったので、実際に購入しいくつかフェルト小物を作ってみました。今回は、実際にセリアのフェルトを使って感じたことを記事にしてみました。
セリアの大判フェルトは色ムラがあるとよく聞きます。セリアの大判フェルトは、セイワプロという会社から仕入れていて中国製のフェルトです。今回は大判フェルトを全色購入して色ムラ等を調べてみました。
セリアの大判フェルトのサイズは60cm×60cmです。同じく110円で購入できるダイソーの大判フェルトは70cm×60cmと比較すると、セリアのフェルトはダイソーの大判フェルトより10cm短くなっています。
サイズが大きいのでダイソーの大判フェルトと同様巻かれた状態で売られています。大きいフェルトですが、折り目がついていないので良いです。また、袋に入っているので直接フェルトに手が触れることもなく、子供のおもちゃに使用するときも安心感があります。
色数は11色で、ピンク・赤・オレンジ・黄・緑・青・紫・茶・ベージュ・黒・白のフェルトがあります。ダイソーの大判フェルトは16色なので、比較すると5色少ないです。しかし、セリアの大判フェルトのピンク・緑・青・紫・茶は各2色ずつあるといっても過言ではないほどの色ムラがあります。この為、実質16色となります。
実質16色あるセリアの大判フェルトですが、濃いピンクや薄ピンクなどあくまでも色ムラな為、店舗に確実に好みの色があるとは限りません。ネットでも同じフェルトを購入できますが、ネットでも色の指定はできないようです。
ポリエステル100%で手洗い可能なフェルトです。ダイソーの大判フェルトを比較すると上の写真のように厚さ・キメの細かさは同等のように感じられますが、セリアのフェルトの方がややボコボコしているように見えます。この為、セリアの大判フェルトはふんわり柔らかい触り心地をしています。
セリアの大判フェルトの薄い色を使用する際にフェルトや他の布を重ねる場合は、他の会社のフェルト同様にやや透けるので、注意が必要です。これは、セリアが特に透けやすいということではありません。
セリアのフェルトとダイソーのフェルトで同じ物を作ると、セリアの方がふんわりと優しい見た目になり、ダイソーの方はキリっとした見た目になりました。写真だと伝わりにくいですが、セリアのフェルトは優しい雰囲気がありますので、作品テイストによって使い分けると楽しいかもしれないです。
セリアの大判フェルトは、60×60センチで100円と安いあまり、品質に不安を感じる方もいらっしゃいます。実際にフェルトを使ってみて感じた、セリアの大判フェルト良い点悪い点をまとめました。
70cm×60cmのダイソーの大判フェルトには及びませんが、60cm×60cmで110円と十分安いところが一番良い点です。大きい物や、よく使う色は大判フェルトでの購入がおすすめです。
ダイソーの大判フェルトと比較すると、セリアの大判フェルトは落ち着きのある色が多いように感じられます。例えば緑だとセリアでは抹茶色です。ピンクもややくすみがかったピンクのように感じます。和風の小物を作る時にセリアの大判フェルトを重宝しそうです。
触り心地が柔らかく、見た目がふんわり感が出ているところもセリアの大判フェルトの良い点です。ポリエステル製のフェルトはやや硬い印象がありますが、セリアの大判フェルトは羊毛フェルトに似た柔らかみがあります。
セリアの大判フェルトは色ムラがあり実質16色ですがグレーや淡い黄色・紺色が無く、色数的には物足りないです。何を作るかによりますが、ダイソーの大判フェルトの方が、大体の欲しい色は揃えやすくなっています。しかし、セリアは18cm角のフェルトが豊富にありますので、小物を作る際は色数で困ることはありません。
ダイソーの大判フェルトも同様ですが、60cmのフェルトが巻かれて梱包されていますので、長くて持ち帰りにくいです。大きめのエコバッグでないと安定しません。持ち帰ることが難しい場合は同じ商品をネットで購入することができますので、100円均一のネットショップの利用がお勧めです。
セリアの大判フェルトはふんわりと柔らかいことが良い点でありますが、その見た目によってダイソーの大判フェルトやセリアの18cm角のフェルトとやや馴染みにくいです。自分で作ったからかもしれませんが、セリアの大判フェルトと他のフェルトを一緒の作品で使うと見た目にやや違和感を感じます。
安いので仕方ないですが、フェルトの厚さのムラが気になりました。若干透け感を感じる部分もあるので、使用する際には注意が必要な場合もあります。
学校の行事等で大きなフェルトが必要な場合はセリアのフェルトはお勧めできます。色数は少ないですが、欲しい色があればコストも抑えられますし、数回の使用であれば全く問題無いように感じます。
個人での使用にもセリアのフェルトがおすすめできます。フリマで売るための作品を作るには色数が物足りなく感じます。また、セリアのフェルト=粗悪なフェルトと捉える方も多いです。しかし、個人での使用する場合は人の目を気にしなくて良いので、安く手に入れることができるセリアの大判フェルトがおすすめです。
フリマで売る前の練習にセリアの大判が非常におすすめできます。色は足りないですが、形の確認に使うことが出来ます。私は型紙を作る際の確認用にセリアの大判フェルトを使用しています。