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ダイソーの大判フェルトは、大きいフェルトが必要な物を作るときに重宝します。色は16色あり、赤や青や緑や黄色等必要最低限の色が揃っています。今回はダイソーの大判フェルトの具体的な色や使用感をレビューします。
ダイソーの大判フェルトは約70cm×60cmで、20cm角~40cm角が多いフェルト生地の中ではかなり大きいです。同じく100円均一のセリアの大判フェルトは約60cm×60cmなので、とにかく大きなフェルトが欲しい方にはダイソーの大判フェルトがお勧めです。
ダイソーの大判フェルトの材質はポリエステル100%です。色落ちしにくく、縮みにくいとされるポリエステルのフェルトの為、手洗いが可能で、何でも口に入れようとする赤ちゃんのおもちゃを作る際に活躍します。
ポリエステル100%のフェルトは手洗いが可能で扱いやすい一方で、ウールやレーヨンを含むフェルトと比較すると、固い印象を受けます。また、色数も比較的少ないのもポリエステル100%のフェルトの特徴です。
私がダイソーで確認した色数は全部で16色でした。赤、ホットピンク、ベビーピンク、オレンジ、ペールオレンジ、イエロー、ベビーイエロー、リーフグリーン、グリーン、ベビーブルー、ブルー、パープル、こげ茶、シルバーグレー、黒、白の16色となっています。
写真のように、ハッキリとした色が多く、ベビーピンクやベビーブルーはパステル系の中では濃いように思います。色がハッキリとしているので子供用おもちゃのイメージに合います。
手芸店で購入できるポリエステル100%で手洗い可能なサンフェルトのウォッシャブルフェルトは全48色でKIYOHARAのKフェルトは全36色なので、それらと比較すると色数は半分以下で、様々な色を使いたい方には物足りない色数です。しかし、足りない色は同じくダイソーの5枚入りのフェルトで補填することができます。
セリアの大判フェルトは、同じ茶色でも赤みがかった茶色であったりして色にバラつきがありますが、ダイソーの大判フェルトではバラつきはなく安定しています。そして、セリアのフェルトとダイソーのフェルトの色を比較すると、セリアはくすんだ色で和風な小物に使えそうで、ダイソーのフェルトは明るくポップな印象です。
セリアの大判フェルト・Kフェルト・サンフェルトのウォッシャブルフェルトと比較するとダイソーの大判フェルトはわずかに硬いように感じました。
また、上記画像のように、他社のフェルトと比較してみると、ダイソーの大判フェルトはキメが細かいです。安い価格でキメの細かさを実現している故に、フェルト自体がわずかに硬さを感じるのかもしれないです。
ダイソーの大判フェルトは、厚さ約1mmのKフェルトやサンフェルトのウォッシャブルフェルトと同じくらいの厚さです。安価なフェルトだから薄いということはありません。
フェルトのサイズが大きいので仕方ないのかもしれないですが、フェルトの厚さにややムラがあるように感じました。大きいフェルトを広げると目立ちますが、フェルトを使う際に切って使用すると厚さのムラはあまり気になりません。
ダイソーの大判フェルトの黒と白を重ねてみました。多少透けますが、このくらいの透けはどのフェルトにもあるので、ダイソーのフェルトが透けやすいというわけではありません。
しかし、派手な柄や色は透けやすいので淡い色のフェルトを使う際は厚紙等芯材の色を白にする方が芯材が透けにくく、フェルト本来の色で作品を表現することが出来ます。
ダイソーのフェルトは手洗いをすることができます。実際に洗剤を使って手で洗ってみると、縮みは多少ありますがそこまで気になりません。手で優しく洗えばフェルトの毛羽立ちもそこまで気になりません。干す際に洗濯ばさみで挟んで干すと生地が伸びそうなので平干しが良いのかなと感じました。
洗濯前後で多少フェルト生地が固く感じたり、毛羽立ちが確認できました。フェルトの風合いを失いたくなければ洗濯しない方が良いです。
70cm×60cmで100円で、かなり安く財布に有難いのでデメリットを挙げることが心苦しいですが、敢えてメリット・デメリットを挙げていきます。
70cm×60cmで110円なのでとにかく安いです。そして、ダイソーはショッピングモールに入っていることも多いので、送料を気にしがちなネットショップよりも気軽に購入するとができます。
私の場合は、フェルトケーキ(ホール)の側面部分を作る時に55cm程度の長さが必要だったので大判フェルトが大活躍でした。また、色がハッキリしているので、子供用のフェルトボールやサイコロを作ると子供らしい可愛い小物を作ることができます。
フェルトを使った作品をプレゼントしたり、販売したりする際の練習用の生地としても使いやすいです。色数は物足りないですが、形の確認をするには丁度良い価格です。
何色か入っているフェルトは使わない色が余りますが、欲しい色が大判フェルトにあれば単色で購入できて勿体ないという気持ちが解消できます。
大判フェルトは巻かれて売られていて折り目が付かないことがメリットですが、約70cmの長さがあり持ち運ぶことが面倒な点がデメリットです。
大判フェルトは単色で購入できますが、少量使いたい時はフェルトがたくさん余ります。少量使いたい場合は同じくダイソーの18cm角が5枚入ったフェルトを購入する方が良いです。
私が子供用にベビーイエローのフェルトで大きいサイコロを作ったのですが、毛羽立つのが早かったです。投げたり転がしたりしたことと、フェルトが大きく縫う際に手で触れる時間が長かったことも毛羽立つ要因だったかもしれません。
セリアで購入できるくすみカラーのフェルトがダイソーにはありません。大人っぽい小物を作ることには向かないカラーバリエーションのように感じます。
大きなフェルトが110円で購入できることが大変うれしかったです。フェルト作品をプレゼントする物に使用したり、個人で使うにも材料費がかなり抑えられます。また、子供用に作るおもちゃは数年使えば良い方で、私が作ったおもちゃは1年も遊んでもらえませんでしたので尚更ダイソーのフェルトで良かったと思いました。
初めて使ったフェルトがダイソーのフェルトでしたので、当時はフェルトの扱いにくさは感じませんでした。ダイソー以外のフェルトも使うようになり、他社のフェルトと比較するとダイソーのフェルトは固く感じたり、厚さにムラがあったり、色数が少なく感じたりしました。
ダイソーのフェルトは安くさらに大きいので気軽に使うことができます。フェルト小物を作ってみたいけれど、失敗して生地を無駄にしてしまうことが気になる方や、安価なフェルトで練習したい方にお勧めです。また、私のようにフェルト小物の型紙を作る際、細かな調整をし何個も試作する時にもコストが抑えられてお勧めです。
ハーフバースデーケーキを作ってみました。ダイソー大判フェルトの白・青・赤・黄・リーフグリーン、糸はダルマ糸を使いました。
ケーキのトッピングは全てグルーガンで接着してあり、少し引っ張る程度では取れません。芯材はダイソーのA4サイズ厚紙を使っていますが、柔らかい触り心地を好まれる方は芯材にセリアのEVAクラフトボードを使うと良いです。