こんがりと焼けたアーモンドが香ばしそうで美味しいフロランタン。そんなフロランタンをフェルトで作ってみませんか?まるで本物のようなフロランタンを楽しく簡単に作っちゃいましょう!
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それではフェルトでフロランタンを作る際に必要な材料を紹介します。ダイソーでも揃えられる物を紹介します。
フロランタンのクッキー生地部に薄黄色のフェルト、アーモンドは肌色を使います。
私は、ダイソーの大判フェルトでベビーイエローとペールオレンジを使用しました。
アルコールマーカーは山吹色・薄めの茶色・赤茶色を使います。アクリル絵具でもOKです。
私はダイソーで2本入り110円でうられているイラストマーカーのハニーイエロー・キャラメル・レッドブラウンを使用しました。
アルコールマーカーはボカしにくいのですが、今回は乾燥したニスの上に着色するのでティッシュペーパー等でボカすことができます。また、乾くと指でこすっても落ちないので扱いやすい画材です。
一番お勧めは、リキテックスのヘビージェルメディウムです。これは、粘度が高くフェルトに染み込みにくいので扱いやすいです。また、ツヤも強いです。
メディウムについてはこちらを参考にしてください。
ただ、メディウムを買うとなると画材店やオンラインで買わなければ入手しにくいので、ダイソーのグロスバーニッシュもお勧めしておきます。こちらはニスなのですが、通常のニスよりも粘度が高いです。メディウムでいうとグロスポリマーメディウムよりやや水っぽい感じです。ですが、ツヤ感も十分で、コスパも良いのでお勧めです。
フェルト同士を接着するだけなのでお好みの接着剤で大丈夫です。私は発泡スチロール用接着剤を愛用しています。
それでは早速作っていきましょう。
フェルトを正方形と楕円形にカットします。サイズはお好みで大丈夫です。フロランタンには欠けたアーモンドものっている方が本物そっくりに仕上がります。しかし、後程の工程で欠けたアーモンドができますので、現時点では作らなくて大丈夫です。
私は1.5cm角のフェルトを3枚と楕円形のフェルトを多めに準備しました。これは1/3の縮尺で作っているのでリアルサイズの場合は4~5cm角のフェルトを8枚程度使いましょう。
まずクッキー生地を完成させます。フェルトの端まで接着剤を塗り、フェルト同士をしっかりと圧着させてください。端が浮くと仕上がりのキレイさに欠けやすくなりますので、端までしっかりと圧着させます。
次にクッキー生地にアーモンドを接着します。天板いっぱいに作ったフロランタンをカットするイメージで作りますので、端からはみ出すようにアーモンドを配置します。もう少し厚みを出したいところですが、一度着色をしてからもう一段重ねる方がより本物に近づくので現段階では重ねず1枚ずつの接着でOKです。
クッキー生地からはみ出したアーモンドをカットします。この時カットした端材は捨てずに取っておいてください。
先ほど接着したアーモンドにメディウムを塗ります。試作段階でダイソーのバーニッシュを使い切ってしまったため今回はグロスポリマーメディウムで作っています。ダイソーのバーニッシュはフェルトに染み込みやすいため、少量を塗って1度乾燥させましょう。バーニッシュは染み込みすぎると乾燥が遅くなります。
この段階でツヤは出なくて大丈夫ですが、着色剤がフェルトに染みないようにフェルトをある程度バーニッシュやメディウムでコーティングしたいので数回塗り重ねておきます。
バーニッシュやメディウムが乾燥したらアーモンドを山吹色に着色し、アルコールマーカーを乾燥させましょう。
フロランタンの底面も着色します。横から見た部分も着色するとより本物に近づきます。
アーモンドの端を赤茶色で着色します。アーモンドの一部が焦げているようなイメージです。着色したら乾燥させます。
フロランタンに焼きムラを付けたいので、新たにアーモンドを接着します。この時に先ほどアーモンドを接着後カットした端材も一緒に接着します。
接着したら、メディウムやバーニッシュで新たに接着したアーモンドをコーティングし、乾燥させます。この時、バーニッシュやメディウムが下のアーモンドに着いても大丈夫ですが、隙間を固めてしまわないように薄く薄く塗っていください。隙間がメディウムで埋まってしまうと本物らしさに欠けてしまいます。
焼きムラをさらに表現したいので、山吹色とキャラメル色で着色していきます。写真を参考に、上に重ねたアーモンドには山吹色。下に見えるアーモンドにはキャラメル色を使います。焦げ感が足りないと感じたら赤茶色も入れてください。
上手く着色が出来たら、メディウムやバーニッシュでツヤツヤに仕上げます。盛って塗ると隙間が埋まってしまうので、少しずつ塗り重ねましょう。
いかがでしたでしょうか?本物のようなフロランタンをフェルトで作って飾るとお茶会気分になれます。メディウムを使う事でフェルト手芸の表現もますます広がって楽しいこと違いありません。フロランタンだけでなくツヤツヤなお菓子を沢山作ってみませんか?