おままごと用にフェルトケーキを作ってみたいという方に、ダイソーの5枚入りフェルト1セットで作ることが出来る型紙を作成しました。
当サイトの型紙の転載・再配布・販売・複製・商用利用は禁止となっています。また、管理人のデザイン性の高い型紙をそのまま使った作品の販売は禁止しております。
今回紹介する型紙をそのまま使用した作品の販売は禁止となっています。個人での使用をお楽しみください。
おままごと用の型紙ですが、トッピングパーツが4cm以下の小さい物がありますので、誤飲の恐れのある乳幼児用のおもちゃには使用しないでください。
フェルトケーキを作る為に必要な道具と材料を紹介します。
私が使用したのは、ダイソーの5枚入りフェルトのフードカラーです。茶・赤・薄緑・薄黄・白の18cm角フェルトが各1色ずつ、5枚1セットで110円です。2021年3月下旬にダイソー大型店・標準店で見かけました。手芸店で購入できるフェルトでもお作りいただけます。
おままごとに使う場合は、濡らして絞った布等で汚れを落とすことが想定されますので、ポリエステル100%の洗えるフェルトが良いでしょう。
針や糸・裁ちバサミなどが必要です。糸はフェルトと同じ色数必要となります。ある程度の引っ張りに耐えられるよう、強度のある糸を使用する方が良いでしょう。
今回はPPシートを芯材に使用しています。
おままごと用のフェルトケーキは汚れやすく、濡らして絞った布で汚れを落とす必要が出てくることもあります。この為、水に強い芯材を使う必要があります。
フェルトケーキやフルーツの中に詰めます。キルト芯やドミット芯もあると、よりキレイに作品を仕上げることが出来ます。
まず、使用するフェルトや芯材をカットしていきましょう。
下記リンクより型紙をダウンロードして印刷してください。今回はA4用紙1枚となっています。バスクチーズケーキの角の処理がうまく出来ておらず、角が突出しておりますが、気にせずお使いください。
フェルトケーキ型紙印刷した型紙を線に沿って切り取ってください。
芯材と書かれた型紙を使い、切り取り線を書き写して切ってください。ケーキ側面の芯材は中央にカッターで折り線をつけると半分に折り曲げることが出来ます。ハサミを使う場合は半分の長さにカットしてください。
型紙をフェルトに写し、フェルトを切ってください。 型紙にフェルトの必要枚数を記載しておりますが、分かりにくいので、上の画像を参考にしてください。
文で書いてありますが、画像を見て作るほうが分かりやすくなっていますので参考にしていただければと思います。
おままごと用のフェルトケーキはトッピングの固定も手縫いになります。フェルトが小さい為紛失しやすいので、先に完成させてしまいましょう。
フェルトいちごは粒々の刺繍の仕方が何種類かあります。今回は玉止めで粒々を表現しています。粒の大きさや個数でいちごの雰囲気が変わります。
フェルトの裏面から針を表面に刺し抜き、お好きな場所に玉止めをします。玉止めをした穴の近くに針を通し、次に刺繍する場所から針を刺し抜き再び玉止めをします。これを繰り返します。
もっと本物に近い粒々にしたい場合は下記リンク先にて説明していますので、参考にしてください。写真付きなので、いちごの作り方がこのページより分かりやすいです。
次にフェルトを中表に半分に折り、直線部を縫い合わせます。縫い終わったらフェルトを表が外に来るようにひっくり返しましょう。この時目打ちで角を整えると先の尖ったいちごになります。
開口部を一周並み縫いし、中に手芸わたを詰め、糸を引き口を開口部を絞ります。絞り終えたらフチが目立たないよう縫い合わせ、最後玉止めが見えないように絞った口の隙間に針を刺して玉止めをいちご内部に隠して完成です。
続けていちごのヘタを作ります。ヘタの丸いフェルトと花形のフェルトをかがり縫いやブランケットステッチで縫い合わせます。縫い合わせたものをフェルトいちごの上部に縫い付けます。
下側の図がサクランボの作り方です。円のフチを一周並み縫いし、手芸わたを詰めて糸を引き開口部を絞ります。絞り終えたらフェルトいちごと同様に絞った所が目立たないように縫い合わせます。糸の始末もフェルトいちご同様です。
最後にサクランボ上部に窪みをつけます。絞った口の隙間から上部に向かって針を刺し抜きます。5~8mm程度空けて針を刺し、下部の絞り口から針を刺し抜きます。これを繰り返し、好みの窪みがついたら糸の始末をします。
ホイップを作ります。中表にフェルトを持ち、針を外側に刺し抜き、刺した穴のすぐ近くに外側から再び針を刺し抜きます。隣の羽に外側から中に向かって針を刺し抜きます。これを繰り返しグルっと一周縫います。縫い終わったら手芸わたを図のようにフェルトに載せ、糸を引き絞ります。
玉止めをしたら、ホイップの絞った部分から裏面に針を刺し抜き、玉止めが見えないように糸の始末をして完成です。
フェルトバナナは、断面に種を刺繍します。黄色の糸があれば、種と種の間にv字で刺繍するとより本物のようなバナナになります。刺繍したら、側面と上面をかがり縫いやブランケットステッチで縫い合わせ、側面の空いてある部分も縫って閉じます。中に手芸わたを詰め、下面を側面縫い合わせて完成です。
中に詰めるのをキルト芯やドミット芯にすると、バナナの形がキレイに保持しやすいです。キルト芯やドミット芯をカットする際はバナナの型紙よりやや小さめにカットしてください。
メロンの皮に網目を刺繍します。私は図のように×を刺繍しています。次にメロンの上下面と側面をかがり縫いやブランケットステッチで縫い合わせ、手芸わたを詰めます。最後に刺繍した皮を縫い合わせ完成です。
バナナ同様で、キルト芯やドミット芯を手芸わたの代わりに詰めると、よりキレイに仕上がります。
皮をウサギにカットしたリンゴを作ります。リンゴ①と②をかがり縫いやブランケットステッチで縫い合わせます。上から見た時に目立ちにくいので糸の色は赤がお勧めです。
次に2枚のリンゴ③の下部を縫い合わせ、図のように手芸わたを詰めます。最初に縫い合わせたフェルトとリンゴ③を縫い合わせて完成です。
6種類のケーキ本体を作っていきます。
側面は4種類あります。バナナのショートケーキといちごのショートケーキは同じで、チョコミントケーキとメロンのレアチーズケーキは色は違いますが、側面の作り方は同じです。
チョコミントケーキの側面薄緑色のフェルトに茶色の糸で刺繍し、チョコを表現します。私は手縫い糸を4本取りで刺繍しました。
今回作るケーキごとに使用するフェルトを分けた図です。
(3)バスクチーズケーキと(2)チョコレートケーキ以外はフェルトを縫い合わせて1枚の側面にする必要があります。上の画像を参考に、側面と書かれたフェルトを縫い合わせてください。巻きかがり縫いやたてまつり縫い等お好みの縫い方で縫ってください。
次にケーキ上面のフェルトと側面・カーブ面のフェルトを縫い合わせます。カーブ面は(1)いちごのショートケーキと(3)バスクチーズケーキと(6)バナナのショートケーキのみです。他のケーキは側面にカーブ部分も含まれています。ブランケットステッチ・巻きかがり縫い・たてまつり縫いお好みの縫い方で縫ってください。
フェルトケーキ側面の開いている部分を縫い合わせます。底面の無い状態のフェルトケーキになります。
フェルトケーキ上面の裏側からトッピングを縫い付けます。多少引っ張っても取れないように、トッピングの中心を十字に縫い付け、一周縫うと良いです。糸が細い場合は二本取りで縫ってください。
芯材と綿を入れ、底面のフェルトを縫い合わせ、完成です。
おままごと用のフェルトケーキは全て手縫いで作る物が多い為、手間は掛かりますが出来上がると達成感が大きく感じられます。お子様にも安心して遊んでもらうことができるので、ちょっとしたプレゼントにも最適かと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。フェルトケーキに少しでも興味を持っていただけたなら嬉しく思います。型紙や作り方の不明点は下記リンクのマシュマロやTwitterで回答させていただきますので、お気軽に質問して下さい。