あーるのハンドメイド研究所

フェルトの種類や特徴を調べてみた

フェルト,イラスト

フェルトには羊やラクダの毛とレーヨンを混ぜて作られる物や、化学繊維であるポリエステルで作られる物・羊毛のみで作られる物があり、それぞれ違った特徴があります。今回は、フェルトにはどのような種類・特徴があるかを調べました。フェルトを選ぶ際のヒントになれば幸いです。

フェルトとは

フェルトは、羊毛や化学繊維を圧縮し、シート状になった物です。織らずに圧縮された布なので、不織布という扱いになります。羊毛(ウール)=羊の毛ですが、アルパカやラクダ・アンゴラといった動物の毛も羊毛に含まれるそうです。

フェルトの種類と特徴

フェルト,比較

手芸でよく使われるフェルトは洗えるか洗えないかで分けて考えられますよね。それぞれのフェルトの特徴をまとめてみました。

洗えないフェルト

洗えないフェルトは、ウールとレーヨンが配合されたフェルトです。フェルト販売をしているサンフェルトには、ウール100%のフェルトもあります。レーヨンは化学繊維ですが、ウールは天然繊維ですので洗えないフェルトには優しい素材のフェルトといったイメージがあります

ウールとレーヨンは洗濯に不向きな繊維です。水に弱いので洗濯すると風合いが変わったり、縮んでしまいます。この為、洗濯ができないフェルトとなっています。

洗えるフェルト

洗えるフェルトはポリエステル100%のフェルトです。ポリエステルは安価な繊維のようで、洗えるフェルトは価格が安いのも特徴の1つです。

ポリエステルがほつれや縮み・シワ・色落ちが少ないことから、洗えるフェルトは耐久性に優れていると言われています。洗えるといっても洗濯機で洗うのではなく手洗いが推奨されていることが多いです。

どんなフェルトが売られているのか

フェルトには、ウール・レーヨン等を原材料とする洗えないフェルトとポリエステルを原材料とする洗えるフェルトがあることは全項目で説明しました。ここでは、洗えないフェルト・洗えるフェルトにどのような商品があるのかを紹介します。

洗えないフェルト

洗えないフェルト,比較

洗えないフェルトで人気が高いのはサンフェルトの“ミニー”です。ミニーは全70色と他のフェルトより多い色数があります。また、同じ色数で40cm角の“ジャンボ”もあります。大きいサイズがあると沢山フェルトを使用する際にありがたいですね。

同じくサンフェルトの“ポピー”も人気があります。ポピーは、オンラインショップでの販売は少ない印象を受けますが、手芸店で取り扱っていることが多いです。“ミニー”と比較すると色数が30色ほど少ないので、小型手芸店で取り扱いやすいのかもしれないです。

エコライフNo.1フェルト・ファミーフェルトもオンラインショップで見かけることがあります。ファミーフェルトはサンフェルトの“ミニー”と似た色が多いです。また、エコライフNo.1フェルトはサンフェルト6040にある色のような印象です。

それぞれのフェルトで価格が違いますが、色数的にはミニーフェルトを買えば全ての色が揃うかなと思います。しかし、サンフェルトで“ミニー”と“ポピー”と分けているように何か違う点もあるかと思いますので、気になるフェルトがあれば買ってみると良いでしょう。

洗えるフェルト

洗えるフェルト,比較

洗えるフェルトではサンフェルトの“ウォッシャブルフェルト”があります。ウォッシャブルフェルトは全48色で他の洗えるフェルトよりも多い色数です。ハッキリと綺麗な色が多い印象です。ウォッシャブルフェルトは30cm角もあります。また、一部手芸店では切り売りもされています。

手芸用品で知られるKIYOHARAの“Kフェルト”も人気のある洗えるフェルトです。ウォッシャブルフェルトと原産国がウォッシャブルフェルトと同じ韓国ですが、色数が36色とウォッシャブルフェルトと比較すると12色少ないです。しかし、Kフェルトにしかない色が3色あります。また、18cm角であればウォッシャブルフェルトより価格がやや安いことも魅力の1つです。

シュゲールで購入できる“洗えるフェルト”はトーカイグループオリジナルのフェルトで原産国が日本です。価格はやや高いですが、原産国が日本で安心感があると人気なようです。色数は30色なので、上記2つのフェルトと比較すると物足りない色数ですが、100円ショップのフェルトで物足りないと思う色は全てあるかなという印象です。

“エセーナ”は切り売りの洗えるフェルトです。原産国は日本で、色数は37色です。ウォッシャブルフェルトやKフェルトの切り売りと比較すると価格はやや高めです。こちらのフェルトはオンラインショップでしか見かけないように思います。

その他、楽天ショップには国産の洗えるフェルトが売られています。価格は18角で110円・30cm角で198円です。原産国が日本のトーカイグループの洗えるフェルトよりもやや安いです。また、ダイソーやセリアでも洗えるフェルトを取り扱っています。100円ショップの洗えるフェルトは原産国が中国となっています。

洗えないフェルトのメリットとデメリット

上記の説明を見ると洗えるフェルトの方が扱いやすく優れているように感じられます。しかし、手芸に使用する際には洗えないフェルトにも沢山のメリットがあります。ここでは洗えないフェルトのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

洗えないフェルトの最大のメリットは豊富な色数です。洗えないフェルトで有名なサンフェルトのミニーの色数は70色です(2020年2月2日時点)。同じサンフェルトで洗えるフェルトのウォッシャブルフェルトの色数は48色です。他社のフェルトで比較してもミニーフェルトの70色より色数の多い洗えるフェルトは私の調べでは存在しません。

柔らかくあたたかみを感じる風合いも洗えないフェルトのメリットです。ウール素材は、吸湿性に優れ保温性もあります。さらに天然素材というイメージの良さもあり、優しいフェルトと感じる方が多いです。

デメリット

洗えないフェルトの最大のデメリットは、やはり洗えないことです。フェルト手芸で人気のあるのは、おままごとグッズです。このおままごとグッズに優しいフェルトを使いたいと思う方は多いですが、汚れてしまっても洗うことが出来ません。除菌スプレーをかけて管理している方もいますが、赤ちゃんが舐めることを想定すると使いにくいです。

天然素材を使用しているが故に価格が高いこともデメリットの一つです。洗えるフェルトと比較すると倍近くの価格となります。天然素材であたたかみのあるフェルトで且つ色数も豊富なので、価格が高くても仕方ありませんが、価格面や扱いやすさでは洗えないフェルトの方が良いかなという印象です。

洗えるフェルトのメリット・デメリット

洗えないフェルト・洗えるフェルトと聞くと洗えるフェルトの方がメリットだらけのように感じますね。実際メリットも多いのですが、デメリットもあるので紹介します。

メリット

最大のメリットは洗えることです。フェルト小物は柔らかく肌触りが良いのでベビーグッズとして人気があります。しかし、赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、洗えるというメリットがあるこのフェルトが最適です。

価格が安いことも洗えるフェルトのメリットです。ポリエステルという素材が安価な為、ポリエステル100%の洗えるフェルトは安いです。18cmのフェルトですと100円を切ります。また、100円ショップでは60cm角前後の大判フェルトを110円で購入することも可能です。

デメリット

洗えるフェルトのデメリットは色数が少ないことです。色数が少ないといっても、40~60色ので十分多いです。しかし、洗えないフェルトは最大70色あるので、細かな表現をしたい場合に物足りないと感じる方もいます。

洗えて扱いやすいが故に、あたたかみを感じにくいイメージがあることもデメリットの1つです。化学繊維=人工的につくられた物とマイナスに捉える方も多少いるようで、このイメージを払拭することは難しいかなと感じます。

作品として売るにはどっちがいい?

ハンドメイド作品を売ることが人気ありますね。minneやcreemaのようにハンドメイド専門のフリマアプリもあります。フェルトのハンドメイド作品を売る場合はどちらのフェルトが良いのでしょうか。

乳幼児には洗えるフェルトがいい?

売ろうとしている物の対象年齢によって使用に適したフェルトが変わります。何歳からは口に物を入れないとハッキリわかりませんが、ベビー用のオモチャは洗えるフェルトでインテリア小物等で汚れが少ないであろう用途の作品には洗えないフェルトが使われています。

おままごとの小物として売られるフェルト作品は、洗えるフェルト・洗えないフェルトどちらの作品もあります。しかし、洗える洗えないは作品を買う側にとっても重要な情報なので、作品情報に記載すると良いでしょう。

材料費を抑えたい場合は洗えるフェルト

材料費を抑えたい場合は洗えるフェルトです。洗えないフェルトより安価なので、材料費が安くなり商品の価格自体安く設定できます。ハンドメイド作品をどのように売りたいかによって変わりますが、材料費を購入者負担に設定する場合は極力材料費は抑えたいですよね。

細やかな表現をしたい場合は洗えないフェルト

自分の作品を他の作品よりも目立つために必要となるのが、個性的な物を作ることです。個性的な作品とは、自分にしか作ることができない作品を生み出すことでもあります。縫い方等の技術面ももちろん大切です。

技術面に加え、見た目も工夫する必要があります。フェルトで物を作る際に個性を出すには色選びが大切となります。より多い色数のある洗えないフェルトを使用すると色の選択肢が増え、個性を出しやすくなります。

安価なフェルトは質が悪い?

安価なフェルトには、100円ショップで販売されるフェルトやAmazonで購入できるフェルトがあります。どちらもポリエステル100%の洗えるフェルトです。

質が悪いフェルトの特徴に、色数の少なさ・単品購入できない・キメが粗い・生地が薄い・生地が硬い等が挙げられます。100円ショップのフェルトは、生地の薄さや硬さは特に気になりません。高いフェルトと比較するとややキメが粗い物もありますが、ほとんど差のない物もあります。よって、安価なフェルト=質が悪いとは言い切れないです。

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