あーるのハンドメイド研究所

箱から作る!フェルトケーキボックスの作り方

フェルトケーキ

ただのフェルトケーキでは物足りない!そんな方にお勧めなフェルトケーキボックスの作り方を紹介します。箱から作って、可愛い見た目のケーキボックスに仕上げました。

はじめに

当サイトの型紙の転載・再配布・販売・複製・商用利用は禁止となっています。また、管理人のデザイン性の高い型紙をそのまま使った作品の販売は禁止しております。

今回紹介する型紙は、販売禁止とさせていただきます。箱の作り方を中心に紹介していますので、ご自身で自由にトッピングを楽しんでいただけます。しかし、箱は売ることを想定して作っていませんので、販売できる質ではありません。個人で楽しんで頂けると幸いです。

必要な道具・材料

フェルトケーキボックスを作る為に必要な道具・材料を紹介します。写真に載っていない材料もあります

フェルト

フェルトは白色・赤色・薄黄色の3色必要です。白色・黄色は49cm幅以上の大きい物が必要となります。今回はダイソーの大きいフェルトを使用しました。オンラインですとKIYOHARAのKフェルトが切り売りされています。

下記リンクで紹介したおままごと用ケーキに使った赤色フェルトの残りで苺を作っていただくことができます。

糸・裁縫セット

フェルトと同じ色が必要です。今回は赤色・白色・薄黄色の糸を使用します。縫い目をあまり目立たせたくない場合は細めの糸がお勧めです。

厚紙

ダイソーの厚さ0.5mmA3サイズの厚紙を2枚使用しました。A4サイズですと5枚使用します。

木工用ボンド

厚紙で箱を作る時と、フェルトを厚紙に接着する時に使います。ダイソーの木工用ボンドで接着できます。速乾の方が作業が楽かと思われます。

製本テープ

割印用の表面が紙になっている製本テープを使用しました。ガムテープやマスキングテープではテープ表面に接着できないこともありますので、製本テープがお勧めです。

ドミット芯

製本テープの透け防止とフタのふんわり感を演出する為に使用します。円に切って使いますので、裏が芯地となっている方が扱いやすいです。ダイソーのキルト芯はキルト綿に近いようで印付けペンで円を写すことが難しいのでドミット芯がお勧めです。

ラップの芯など

厚紙に丸みを持たせる時に使用します。丸いクセが付けられれば良いので、小瓶でも可能です。個人的には直径3~4cmの筒が使いやすかったです。

洗濯バサミ

厚紙を圧着させる時に使用します。圧着できれば良いので、重い本や板でも代用可能です。

グルーガン

トッピングをケーキ上面に固定する際に使用します。フェルト同士でもしっかり接着できる物を使用してください。

下準備

型紙を印刷する

下記リンクより型紙をダウンロードし印刷してください。今回はA4用紙3枚となっています。

型紙1 型紙2 型紙3

型紙をカットする

1番外側の線に沿って型紙をカットしてください。フタの側面は実寸の型紙となっています。型紙①と①´、②と②´をのりしろで貼り合わせて使用してください。

厚紙をカットする

他の円や長方形はコンパスや定規を使用してカットしてください。型紙1枚目の左側の円は実寸で、半径を表示していますので点と点をコンパスで測って使用して頂けます

型紙1枚目左側枠内の円は実寸の1/2サイズとなっています。円の直径が実際のサイズの半径となりますので、こちらも点と点をコンパスで測って使用して頂けます。

作り方

作り方を紹介します。図の方が分かりやすい箇所もありますので、図も参考にして頂きたいです。

箱を作る

フタと底用各2枚ずつ用意した円形の厚紙をそれぞれボンドで接着します。厚紙の切れ端などで隅までしっかりとボンドを広げてください。貼り合わせたら洗濯バサミなどを使用して円の端が浮かないようにしっかりと接着します。

ボンドを乾燥させている間に側面の厚紙をラップの芯等に巻き付けて曲げやすくします。曲げやすいと接着しやすくなるので、しっかりとクセを付けます

先ほど作った2枚重ねの円に内側用側面の厚紙を巻くように接着し、箱を作ります。繋ぎ目も接着しますが、隙間が空いている場合は接着しなくて大丈夫です。上から厚紙をもう1枚貼るので繋ぎ目の接着は必須ではありません。

次に外側用側面の厚紙を図のように、内側用側面に重ねて接着します。この時、内側と外側側面の厚紙の繋ぎ目をズラすようにしてください。繋ぎ目を揃えてしまうと側面の厚紙が剥がれやすくなります。

同じ要領でフタも作ります。端が浮かないように洗濯バサミで圧着させましょう。

ボンドが乾いたら製本テープでフタや底の補強を行います。はじめに側面の繋ぎ目を製本テープで補強します。内側と外側どちらの繋ぎ目も補強してください。

次に底面と側面の接着面の補強を行います。側面側に製本テープを貼り、底面に貼るテープ部を図のようにギザギザにカットして貼り付けます。フタも同様に作ります。

トッピングを作る

フェルトの裏面から針を表面に刺し抜き、お好きな場所に玉止めをします。玉止めをした穴の近くに針を通し、次に刺繍する場所から針を刺し抜き再び玉止めをします。これを繰り返します。

次にフェルトを中表に半分に折り、直線部を縫い合わせます。縫い終わったらフェルトを表が外に来るようにひっくり返しましょう。この時目打ちで角を整えると先の尖ったいちごになります。

開口部を一周並み縫いし、中に手芸わたを詰め、糸を引き口を開口部を絞ります。絞り終えたらフチが目立たないよう縫い合わせ、最後玉止めが見えないように絞った口の隙間に針を刺して玉止めをいちご内部に隠して完成です。

ホイップを作ります。ホイップ縫い線の型紙を使って花形のフェルトの中心に縫い線を書き写します。花形フェルトを2枚重ね、縫い線に沿って並み縫いで縫い合わせます。

次にフェルトのフチをブランケットステッチで縫い合わせます。半分くらい縫ったら手芸わたを詰めて残りを縫い、手芸わたをしっかり詰めて最後糸の始末をします。

箱にフェルトを貼る

箱にボンドを塗りフェルトを貼ります。箱の外側に貼る時の順番は指定ありませんが、内側に貼る時は、側面を貼ってから円形のフェルトを箱の底面・フタ面それぞれに貼ってください。

フタ①・底①は箱の内側に来るように貼ります。少しサイズの小さいフタ②・底②は箱の外側に貼ります。

ボンドで厚紙に固定されるので、側面のフェルトの繋ぎ目は縫わなくても良いです。

仕上げる

箱のフチ部分を縫って厚紙が見えないようにします。図を参考に、側面・側面と底面の繋ぎ目をそれぞれブランケットステッチで縫います。フタも同様に縫ってください。

グルーガンや他の接着剤を使用してトッピングを固定してください。

さいごに

箱を作るのは初めてでしたが、楽しく作ることが出来ました。型紙がやや見にくいですが、完成すると達成感もあり、可愛いケーキボックスになっています。小物入れとしてだけでなく、撮影小物としても使って頂けると嬉しいです。

型紙や作り方の不明点は下部のSNSやマシュマロから質問して頂けます。

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