粘土で作られるスイーツに苺ソースやチョコソースが掛かっているものがたくさんあります。とても素敵ですよね。フェルト作品にも使ってみたいと思ったことはありませんか?今回は、フェルトにも使えるデコソースの作り方を紹介します!
フェルト用のデコソースを作る為に必要なものを紹介します。
私が使用したのは、リキテックスジェルメディウム(つや出し盛り上げメディウム)です。50mlで440円程度です。ヨドバシドットコムやAmazonで購入できます。
粘度が高いので、フェルトの上にキチンと載ってくれます。多少目減りしますので、ぷっくりさせたい場合は何度か重ねて塗ります。
透き通った赤色で苺ソースを作りたかったので、タミヤカラーのクリアレッドを使用しました。ジェルメディウムは粘度が高く、タミヤカラーのように緩い絵具を混ぜることで丁度良い粘度になるので、タミヤカラーの使用をお勧めします。
こちらは実店舗だとジョーシンのホビーコーナーで売られています。オンラインだとヨドバシカメラで購入できます。
ソースの保管に使います。ドロッパーボトル・点滴瓶・とんがりノズルとも呼ばれます。Amazonで10本1,000円程度で購入できます。
私はなるべく細いノズルが良かったので、ニードルボトルを購入しました。先端がプラの物よりも細い線を書くことが出来ます。容量30mlで大きいと感じたので、10ml程度で良いかと思います。
やや深みのある容器であれば何でも良いです。洗いやすい物を選んでください。
絵具とメディウムを混ぜる際に使用します。筆でも良いですが、筆がパサパサになりやすいので、竹串等使い捨てられる物の方が良いかもしれないです。
絵具とメディウムをお皿にとり、かき混ぜ棒で混ぜます。絵具が混ざるまでしっかりとかき混ぜます。
粘度が高いので吸いにくいですが、ドロッパ―ボトルで着色したメディウムを吸い取って下さい。ここが一番手間です。
吸い取りにくい場合は、ボトルを机に軽く叩きつけて入口に溜まったメディウムを底に落とします。スポイトではやや吸いにくいので、ドロッパーボトルの口で吸ってしまう方が速い印象です。
以上で完成です。沢山作って保管しておくと作業が楽になります。
今回使用したメディウムは本来絵具に混ぜて使われます。メディウムを絵具に混ぜることで絵具のツヤを増したり絵具を盛り上げて塗れたりと絵具の表現の幅が広がります。
メディウムは絵具に混ぜなくても使え、布にも使える魅力的な画材です。そんなメディウムを色々買ってフェルトに使ってみたので、メディウムについてまとめてみました。
リキテックスのグロスポリマーメディウムは絵具と混ぜることで絵具に光沢感と透明感を与えます。フェルトに使用する場合は表面の艶出しにお勧めです。しかし、粘度が低く水っぽいのでフェルトがメディウムを吸いやすいです。この為、艶出ししたい部分に少量ずつ何度か重ねて塗っていきます。
ニスより粘度があり、化粧品でいうと乳液のような感じです。色は乳白色で乾燥すると透明になります。乾燥後のベタつきはあまり気になりません。
50mlで418円~の価格です。オンラインで購入できます。写真の容器は120mlです。
写真のチーズケーキは、黄色のフェルトに着色してリキテックスグロスポリマーメディウムで艶出しをしました。厚みを出すことは難しいですが、表面の艶出しにとてもお勧めです。筆で塗ることができます。
今回使用したリキテックスのジェルメディウムは、ジオラマの海の波の表現に使われることがあります。グロスポリマーメディウムよりツヤが強いです。また粘度が高く、化粧品のジェルのようです。平らにも塗ることが出来るので、メディウムを1つだけ買うのであればジェルメディウムがお勧めです。
50mlで418円~で、ソースを作るのであれば、300mlの大きいサイズを購入すると様々な色のソースを作ることが出来ます。
写真のケーキは、グロスポリマーメディウムにタミヤカラーのクリアブルーを混ぜて4回重ね塗りをし、ジェルメディウムを塗り、筆で波を表現しました。
リキテックスのストリングジェルメディウムは、はちみつ状のメディウムです。トロみがあり、ソースに良いのかなと購入しましたが、フェルトにはやや緩かったようで、ソースの立体感を出すことはできませんでした。
グロスポリマーメディウムよりも粘度が高いので、フェルト表面の艶出しに使用できそうです。フェルトへの浸透もタミヤカラーのように緩い絵具を混ぜなければ抑えられそうなので、色を混ぜてフェルトに着色をしたい場合はこちらの方がお勧めです。
50mlで440円~で、オンラインで購入できます。
タミヤのトッピングの達人を購入してください。今回のソースと差ほど変わらない使用感です。容器もついて300円程度なので、欲しい色があればこちらを使用する方が良いです。苺ソース・チョコソース・キウイソース・はちみつソース・オレンジソース・キャラメルソース・ブルーベリーソースがあります。
トッピングの達人と同じボトルに入ったアイシングの達人は緩くフェルトが吸ってしまい、厚みが出にくいのでご注意ください。
写真のように、ストリングジェルメディウムはフェルトが吸ってしまい、ほとんど平らになっています。トッピングの達人とジェルメディウムは、立体感があります。立体感を残したいソースにはトッピングの達人とジェルメディウムがお勧めです。
乾燥後はやや目減りしますが、立体感は残ります。
フェルトスイーツの表現の幅を広げることが出来るメディウムを紹介しました。フェルトはおままごとのイメージが強いですが、大人向けの作品も人気があります。つやつやにすることで、高級感が増します。是非使ってみてください。